2026-07-20·6

イラストの副業の始め方|依頼の受け方と単価相場、著作権の注意点

「絵を描くのが好き。これを少しでも収入にできないだろうか」——イラストの副業は、在宅で自分のペースで進められる仕事のひとつです。この記事では、依頼を受ける方法、気になる単価の相場、そして初心者がつまずきやすい著作権や修正のトラブルを、順番に整理します。

1. イラストの副業には2つのタイプがある

ひとくちにイラストの副業と言っても、大きく分けて「依頼を受けて描く」タイプと、「先に作って売る」タイプがあります。どちらから始めるかで、必要な準備も収入の出方も変わります。

この記事では主に前者の「依頼を受けて描く」タイプを扱います。後者に興味がある場合は、LINEスタンプの記事も参考にしてください。

  • 依頼を受けて描く(受注型):SNSアイコン、YouTubeの立ち絵、名刺やチラシの挿絵など。1件ごとに報酬が決まる
  • 先に作って売る(ストック型):LINEスタンプ、イラスト素材サイトへの登録、グッズ販売など。売れるまで時間はかかるが、後から収入が積み上がる
  • 最初は受注型のほうが「いくら稼げたか」がはっきりして続けやすい

2. 依頼を受けられる主なサービス

実績ゼロからでも登録できる場所はいくつもあります。まずは1〜2か所に絞って、プロフィールと作品例をきちんと整えるほうが結果につながります。

  • スキルマーケット(ココナラなど):出品形式で待つスタイル。初心者の依頼も多い
  • イラスト特化のサービス(SKIMAなど):アイコンやキャラクター絵の依頼が集まりやすい
  • クラウドソーシング(クラウドワークス、ランサーズなど):企業案件やコンペ形式の募集がある
  • SNSから直接依頼:XやInstagramで作品を投稿し、DMで相談を受ける形。手数料はかからないが、条件の取り決めは自分で行う必要がある

3. 単価の相場と、最初の1件の取り方

単価は内容と描き込み量で大きく変わります。SNSアイコン程度の簡単なものなら数千円、キャラクターの全身イラストや商用利用を含むものは1万円以上になることもあります。逆に、コンペ形式や大量発注の案件では、1枚あたりが安く設定されている場合もあります。

最初の1件が一番のハードルです。実績がないうちは、自分の得意な絵柄のサンプルを数点そろえておくと、依頼する側が「この人に頼んだらこうなる」と想像しやすくなります。

ただし、実績づくりのために無料や極端な安値で受け続けるのはおすすめしません。安さで来た依頼者は次も安さを求めますし、自分の中の「これくらいで描ける」という基準も下がってしまいます。相場より少し控えめ、くらいから始めるのが現実的です。

4. トラブルを防ぐ3つの取り決め

イラストの仕事でもめる原因は、たいてい「描く前に決めていなかったこと」です。受ける前に、次の3点は必ず文章で確認しておきましょう。

  • 修正の回数:「ラフ1回・完成後1回まで、それ以降は追加料金」のように上限を決める。無制限に受けると時給がどこまでも下がる
  • 著作権と利用範囲:SNSアイコン限定なのか、商品化やグッズ化まで含むのかで価値がまったく違う。商用利用は別料金にするのが一般的
  • 支払いのタイミング:サービスを通す場合は先に代金が預けられる仕組みが多い。直接取引では、着手前に一部を受け取る形にすると安全

5. AIイラストをどう扱うか

画像生成AIが広く使われるようになり、イラストの副業でも扱いに注意が必要になりました。依頼者側が「AIで作った画像の加筆修正」を求めてくることもあれば、逆に「AIを使わないこと」を条件にしてくることもあります。

自分の作業にAIを使う場合は、使ったかどうかを依頼者に伝えておくのが安全です。後から発覚すると信頼を失いますし、AI不可の媒体に納品してしまうと相手にも迷惑がかかります。

また、他人の絵柄を学習させて似せる使い方は、法的な議論が続いている領域であると同時に、界隈での評判を大きく損ないます。副業として長く続けたいなら、避けておくのが賢明です。

6. 気をつけたい怪しい話

イラストを描ける人を狙った、悪質な勧誘もあります。次のような話には注意してください。

  • 「イラストで月30万円稼げる」とうたう高額の講座・スクールへの勧誘
  • 先に教材費やツール代を求めてくる「お仕事紹介」
  • 報酬や利用範囲をはっきり示さないまま、まず描かせようとする依頼
  • 「テスト」と称して完成品を提出させ、そのまま連絡が途絶える手口

7. まとめ

イラストの副業は、好きなことを収入につなげやすい一方で、条件をあいまいにしたまま進めると疲弊しやすい仕事でもあります。修正回数・利用範囲・支払いの3つを先に決めておくだけで、トラブルの大半は避けられます。

まずはサンプルを数点そろえ、サービスに1つ登録するところから。小さく1件受けてみると、自分にとって無理のない単価とペースが見えてきます。

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※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービスを評価・推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。