2026-08-03·8

夜勤・シフト勤務の人の副業|選び方と、労働時間の通算に注意

副業の記事や動画は、たいてい「平日は9時から17時、土日は休み」という働き方を前提にしています。ところが夜勤やシフト勤務の人にとっては、その前提がそもそも当てはまりません。この記事では、勤務が不規則な人が副業でつまずきやすい点と、選び方の基準、そして見落とされがちな労働時間の通算について整理します。

1. 不規則勤務の人がつまずく3つの点

夜勤や交代勤務のある働き方で副業を始めると、平日勤務の人とは違うところでつまずきます。うまくいかないのは意志の問題ではなく、前提が合っていないことが多いのです。

  • 時間が読めない:シフトが月ごとに変わるため、「毎週この曜日のこの時間」という約束ができない
  • 体力の回復が優先される:休みの日はまず眠らないと次の勤務に響く。空いた時間がそのまま使える時間ではない
  • 生活リズムがずれる:世の中が動いている時間に寝ていることがあり、連絡や取引の時間帯が合わない

2. 向かない副業の見分け方

次の条件にあてはまるものは、勤務が不規則な人には続けにくい傾向があります。始める前に確認しておくと、途中で抜けられなくなる事態を避けられます。

  • 曜日や時間が固定されている(毎週◯曜日に稼働、など)
  • その場での対応が必要(電話、チャットの即レス、ライブ配信)
  • 納期が短く、しかも動かせない
  • 休むと相手に穴が空く(シフトに組み込まれる形の仕事)

3. 向く副業の条件

逆に、次の条件を満たすものは相性がよくなります。職種そのものより、この「働き方の形」で選ぶほうが失敗しにくくなります。

  • 納期に幅がある(「今週中」「3日以内」など、時間帯を選べる)
  • やりとりが文字だけで完結する(電話や打ち合わせが不要)
  • 1回ごとに完結する(continuingな責任が残らない)
  • 作ったものが残る(記事、写真、音源、電子書籍などのストック型)

4. 体を壊さないための線引き

不規則勤務の人にとって、副業の一番のリスクは収入ではなく健康です。睡眠時間を削って作った時間は、いずれ本業のミスや体調の不調という形で返ってきます。運転や機械の操作を伴う仕事なら、その影響は自分だけにとどまりません。

始める前に「削らない時間」を先に決めておくことをおすすめします。睡眠、通院、家族との時間。残った時間の中でできる範囲を副業に当てる、という順番にすると、続けやすくなります。

5. 見落とされがちな「労働時間の通算」

ここは特に注意が必要な点です。労働基準法では、勤務先が複数あっても、労働時間に関する規定の適用については合算して考えることになっています。

つまり本業と副業の両方が「雇用(アルバイト・パートを含む)」の場合、労働時間は通算されます。合計が法定労働時間を超えれば割増賃金の対象になり、勤務先の管理義務にも関わってきます。

一方で、副業が業務委託や請負など、雇用契約ではない形の場合は、この通算の対象にはなりません。同じ「副業」でも、契約の形によって扱いが変わります。

  • 本業が雇用 + 副業も雇用 → 労働時間は通算される
  • 本業が雇用 + 副業が業務委託・請負 → 通算されない
  • どちらにあたるかは、契約書の名称ではなく実態で判断される

6. 運転・運送の仕事に就いている場合

自動車の運転を業務とする人には、拘束時間や休息期間について国が定めた基準があり、2024年4月から改正された内容が適用されています。事業者側にも過労運転を防ぐ義務があります。

この分野では、副業によって休息が削られることが安全に直結します。雇用型の副業を検討する場合は、労働時間の通算とあわせて、勤務先に確認してから進めるのが確実です。

7. 会社の副業規定を先に確認する

副業が認められているかどうかは、就業規則に書かれています。「原則禁止」「許可制」「届出制」「自由」など会社によって扱いが異なり、許可制の場合は事前の申請が必要です。

また、認められている場合でも、同業他社での勤務や、本業に支障が出る働き方は制限されていることがあります。始めてから知ると戻れないので、先に確認しておくのが安全です。

8. 記録を残しておく

勤務が不規則だと、「いつ、どれだけ働いて、いくらになったか」があいまいになりがちです。売上と経費、そしてかけた時間を記録しておくと、確定申告のときに困らず、時給に換算して割に合っているかも判断できます。

本記事は一般的な情報の整理であり、個別の判断を示すものではありません。制度は変わることがあるため、最新の内容は厚生労働省などの公的な案内をご確認ください。契約や労働時間の扱いに迷う場合は、勤務先や労働基準監督署、専門家にご相談ください。

副業は「売上・経費・かけた時間」を記録しておくと、確定申告のときにも、続けるか見直すかの判断にも役立ちます。

副業日記で売上・経費を記録する

📱 スマホアプリでも使えます

副業バディAIは Android アプリ版があります。診断・副業日記・詐欺アラートを、思い出したときにすぐ開けます。無料で始められます。

Google Play で入手

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービスを評価・推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。