2026-06-19·6

副業禁止の会社でも副業はできる?|就業規則の確認と注意点

「うちの会社は副業禁止だから…」とあきらめている人は多いですが、その「禁止」が何に基づくものかを知っておくことは大切です。実は、法律で一律に副業が禁止されているわけではありません。この記事では、副業禁止のルールの正体と、確認しておきたいポイントを整理します。(最終的な判断は、必ずご自身の勤務先の規則と専門家への相談で行ってください)

1. 副業禁止は「法律」ではなく「就業規則」の話

まず押さえておきたいのは、民間企業で働く人について、法律で副業を一律に禁止する定めはないということです。国も働き方改革の中で副業・兼業を推進する方向に変わってきています。

つまり「副業禁止」とは、多くの場合その会社の就業規則で定められたルールです。まずは自分の会社がどう定めているかを確認することがスタートになります。

2. まず就業規則を確認する

就業規則の副業に関する記載は、会社によって温度感が違います。次のどのタイプかを確認しましょう。

  • 全面禁止(副業そのものを認めない)
  • 許可制(事前に申請して許可が必要)
  • 届出制(事前に届け出ればOK)
  • 原則自由(本業に支障がない範囲で可)

3. 公務員は法律で原則禁止

民間企業と違い、公務員は法律(国家公務員法・地方公務員法)で原則として副業が制限されています。許可が必要な範囲も限られるため、公務員の方は特に慎重な確認が必要です。

「副業OKの民間の情報」をそのまま当てはめないように注意しましょう。

4. 会社が副業を警戒する理由を理解する

会社が副業に慎重なのには理由があります。これを踏まえておくと、トラブルを避けやすくなります。

  • 本業に支障が出る(疲労・遅刻・集中力低下)
  • 情報漏洩や競合避止(同業での副業は特に問題になりやすい)
  • 会社の信用を損なう副業(反社会的なものなど)

5. 「バレない」ことを目的にしない

住民税などから副業が会社に伝わるケースもありますが、大切なのは「バレないこと」ではなく「規則に反していないか」です。規則で禁止されている中で隠れて行うと、発覚した際に処分の対象になるリスクがあります。

判断に迷うときは、人事に確認する、許可・届出の手続きを踏む、といった正面からの対応が結局は安全です。

6. それでも始めたいなら「小さく・本業優先」で

もし会社が許可制や届出制で、本業に支障のない範囲で認められるなら、まずは小さく始めて、本業をおろそかにしないことが大前提です。競合に当たらない分野を選ぶことも大切です。

ルールを確認し、本業を守りながら進める。これが副業を長く続けるための土台になります。

自分に向いている副業のタイプを知っておくと、本業と両立しやすいものを選びやすくなります。

副業の適性をセルフチェックする

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービスを評価・推奨するものではありません。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。